最初に書いときますが、割と長め&写真多めです。
遠くへ出かけるとカラダがしんどい。
かといって、まったく出かけないとココロがしんどい。
でも、ブックオフはもうしょっちゅう行ってるのでさすがにすこし飽きてきた。
たまにはアテもなく歩き回ってみるのもいいだろう。
そこで、こんなものを用意した。

スマホのルーレットアプリで作った、散歩の行き先を決めてくれるルーレットだ。
僕が沖縄の実家を出て神奈川へ引っ越してきてから半年が経った。そろそろ駅や繁華街への行き方は覚えてきたが、まだまだこのあたりの地理を完全に把握できているとは言い難い。ルーレット散歩は、そんな“ご近所”の今まで知らなかった一面も見せてくれるだろう。
目的地を決めず、ただひたすらルーレットが示す方向へ歩く、という試みがけっこうよい暇つぶしになったので、その顛末をここに記す。
まずは早速スタート地点。

玄関を出てすぐに始めてもよかったのだが、それだと住んでいる場所がバレてしまうので少し移動して近くの駐車場の前から出発だ。
左側の道は職場へ行く時や休みの日に駅へ行く際など毎日のように通っているが、右側は全く通ったことがない。最初の分岐だが、ここでどちらへ進むことになるかで今後の展開は大きく変化するだろう。
では、最初のルーレットを回そう。ちゃんとドラムロールの音も鳴るぞ。
最初のルーレットの結果は・・・・・・




二股の道で「直進」が出た場合、当然ながらルーレットはやり直しだ。運が悪いと、しばらくその場から進めなくなったりする。
いちおう、「右折」と「左折」だけのルーレットを別で用意しておけば解決できなくはないのだが、それだといちいち切り替えるのが面倒なので今回はおとなしく何度もルーレットを回すことにする。

で、結局は右へ進むことになった。

いきなり知らない道だ。早くもテンション上がってきたぜ。

この水玉模様の路面を見るたびにそこはかとなく戸塚を感じる。

町内会館へは未だ入ったことはないが、いずれ利用する日がくるだろうか。

すっげー小さい公園。ベンチと倉庫しかない。
しばらく一本道が続いたが、ここで二度目の分かれ道だ。ここからはもう、どの方向へ進んでも未知のエリアである。気を引き締めていこう。

ルーレットの結果は・・・・・・

左折、というわけで左へ進む。

この辺りは完全に住宅街だが、心なしか立派な家が多いような気がする。さすがは横浜、僕の地元と比べるとやはり山の手だな。

よく晴れていて、散歩にはちょうどよい気候だ。

ここでまた分かれ道。こんども左折だ。

平日だからか、人通りはまばら。

だいぶ年季の入った掲示板。史跡巡りツアー、少し気になるな。

横浜はオシャレな街なので、普通のアパートでも柵やドアがオシャレ仕様になっている。

そして別れ道。今度はどっちだ?

右だ。

ここでなにやら看板を発見。

駐車場の地下に溜池があるらしい。ごていねいに図まで用意して詳しく説明してある。結構な量の水が入るみたいだ。

なんつってたら、またすぐに次の分岐だ。今度は左折。

さっきから二股の道ばかりなので、ルーレットの「直進」が実質無意味になってしまっている。

しかし、空が気持ちいいねぃ。
次の分岐もすでに見えている。

こういう急な階段も戸塚ってかんじだ。いや、那覇にもこういう階段、なくはなかったけどさ。

今回は階段を登るルートだ。

夕方なので影が長い。

階段を登り切ると、またすぐに分かれ道になっている。ここは右へ進む。


高台なので、割と遠くまで見える。

またもや駐車場兼調整池の看板。ただ、駐車場は使えないっぽかった。

次の別れ道を左へ曲がる。

ザ・住宅街といった景観。

そしてつぎの分岐。もうお気づきの方もいようが、ここで「左折」が出るとさっきの場所へ戻ることになる。

戻ってきた。そしてその次のルーレットでも「左折」がでたので、めでたく二周目突入だ。

今度は右へ進みたいが、果たして。



すんでのところでループから脱出できた。

このへん、坂が多いな。

ここは右。

だいぶ日が傾いてるなー。
ここで、ちょっと面白いものを見つけた。

電線にやたら鳥がとまってると思ったら、

よく見たら鳥ではなく、人工的なサムシングが取り付けてあるのだった。おそらく、鳥除けのための器具なのだろう。沖縄じゃあんま見たことないけど、こっちでは一般的かのかな。ホームセンターとかで売ってるんだろうか、でもあんな高いところに取り付けるのは大変そうだし、やっぱり専門の業者がやるのだろう。

レゴブロックみたいな木。

公園の入り口。これは分岐とは見做さない(どうせ行き止まりだろうと想像がつくので)。

こども食堂、300円払えば大人でも食べられるらしい。

ここで、初の三叉路が登場。ようやくルーレットの「直進」が活きるときがきた。

ちょうどよく「直進」が出てくれた。やるときはやるルーレットなのだな。見直したぜ。

坂を降ってゆく。

坂の途中の家の前にあった、これはなんだろう、ランタンでいいのかな。トーベ・ヤンソン的な世界観だ。
あんまり人んちの写真をバシャバシャ撮るわけにはいかないので載せてないが、このあたりは探訪したくなる素敵な建ものがたくさんあるな。
(とーきどーきーとおーくをみつめーるー♪)
おはようございます渡辺篤史です。今日の建もの探訪は閑静なじゅ

そしてすぐ目の前に分かれ道が見える、

と思ったら普通に行き止まりだった。

簡易ガレージ的なやつ。立派なお宅の前には、やはり立派な車が停めてあることが多い。

この道はここで行き止まり。すごすごと引き返す。

さっきの三叉路へ戻ってきた。今度は右へ進む。

途中、デカい犬を散歩している人を何人か見かけたが、たしかにそこらじゅうデカい犬がいそうな家だらけだ。あ、でもいま目の前に見えてるアパートはペット禁止かもな。

右へ。

道にゴミが落ちていたりしたので、一応拾っておく。一日一善ってやつだ。

この分かれ道は左へ。

地域ケアプラザがひっそりと建っていた。

ファミマの移動販売車はとうぶん中止との張り紙。そんなものが存在していたことじたい、今初めて知ったが。

ケアプラザが管理しているらしい公園。今までに見てきた他の公園とは違って自治体のものではないようだが、遊具は割と立派だ。

いいお宅の波状攻撃にすこしたじろぐ。戸塚でこんだけたじろいでるようじゃ、田園調布なんか行ったら卒倒するかもしれんな。

素敵な笑顔に気を取られて、一瞬、左に道があることに気づかなかった。ここは左へ進むぞ。

長い下り坂。こういう坂道を見てると、つい日の当たる時間帯に自転車で駆け上りたくなるが僕は自転車に乗れない。

ここで道が三つに分かれる。今回は右側の階段を攻めていく展開。

よく見たら、なんかここだけ植物の層が違う気がする。

これ、恐竜が食うやつじゃん。

この分岐は左。

四連室外機。いい家はエアコンも各部屋に取り付けてあるんだろうな。
曲がりくねった一本道が続く。

そして三叉路。正面にはまた公園があり、「いっしょに帰ろ、いっしょに帰ろ」「ヒアウィーゴー」だかなんだかはしゃぐ子供達の声が聞こえる。自分もかつてはああだったのだろうか。
左手にはまたもや調整池。

最初に見たやつと比べるとだいぶ小ぶりだ。

池の中はこうなっている。
このあたりやたらと調整池がある気がするな。防災にはかなり力を入れているようだ。

三叉路を右へと進む。

家の前に裸婦像。すごいな。
この家に限らず、このあたりは家の前に置いてあるオブジェがちょいちょい目につく。さっきのランタンもそうだし、

これとか、

これとか。小人なのに4人しかいない。
小金持ちになると、家の前になにか建てたくなるんだろうか。そういえば、実家の近所にも『タイガーマスク』のオープニングみたいな虎の像があるお宅があったな。

この道を右へ進むと、

先ほどの室外機の家の近くに戻ってくる。

結局またさっきの三叉路に出た。ルーレットのご機嫌によってはこういうこともしょっちゅうだが、それもまたルレ散歩(たった今名付けた)の醍醐味だ、ということにしとこう。まぁ、別に急いでるわけじゃないし、人生にはこういう回り道も必要だと思う。

久々の直進。公園の前を横切る。

この地面に引かれた縦線が横断歩道であるらしいことに気付くまでにいくらかの時間を要した。

結構広い公園だな。たぶん、大人でもそこそこ動き回れるくらいの面積はあるし、遊具も充実している。
僕の実家がある地域では、近頃どの公園も遊具類はどんどん撤去されてほとんどただの芝生みたいなとこばっかりになってしまっているので、この辺りの子供たちが少し羨ましい。

最初に見つけた小さい公園がたしか「柏尾町第五公園」だったので、この地区には少なくとも5つ(ケアプラザのやつも含むと6つ)以上の公園があるようだ。
次の三叉路を左へ進むと、

なにやら工事中らしい。

工事の詳しい行程を教えてくれる看板。親切だ。

公園の柵に設置された、めちゃくちゃ簡素なバス乗り場。

まさか関西弁で「行っとき」と促しているわけではないだろうから、やはりここは一時的な避難場所、ということだろう。どうやら、公園がそこらじゅうにたくさんあるのは災害時の備えでもあるようだ。
柏尾町、思ってたよりかなり防災の町だな。知らなかった。ルレ散歩がなかったらずっと知らないままだったかも。
皆さんにもオススメです、ルレ散歩。流行んねえかな。もし流行ったら俺が先駆者だっつってメディアとか出まくってやるんだ。

この道は右へ。もうけっこうな時間歩いているが、なまじゴールが無いぶんやめ時がわからない。(いちおう、この記事はそろそろ終わるのでその辺は安心してください)

今までは立派な家が多かったが、このへんはやや“地元”感が出ている。


ああいう、やってるんだかやってないんだか判別に困るような店なのか会社なのかってかんじの建物とか、最高に“地元”だ。たぶん、全ての人の地元にあると思う。

この道は右へ。ちょうど進行方向から差してくる西日がけっこう眩しい。

右側にかなり魅力的な道を発見。ここは・・・・・・

右だ。よしっ。


目の前の通りを右へ。

またもや面白そうな上り坂。今思い返せば、なにをもって「面白そう」だと感じたのかはよくわからないが、とにかくそのときは面白そうな道だと思ったのだ。たぶん、薄暗かったり狭かったりする=面白そう、という感覚が僕の中にあるんだろう。
まあ、結局行き止まりだったけど。

引き返してきて次の分かれ道は右へ。
沖縄の住宅街は直方体みたいな四角い家だったり、トタン屋根やトラディショナルな赤瓦の家が多いので、こういう野原家や野比家みたいな三角屋根の「THE・家」はけっこう珍しい。

その後、なんだかんだでまたさっきの場所へ戻る。

今回は違うルートへ。もう、だいぶ日が傾いている。

しばらく歩いていると、なんだか見覚えのある場所に出た。ここはまさか、

やはり、かなり序盤に訪れた階段の場所だった。ぐるぐると歩き回っているうちに大きく一周していたようだ。
キリがいいので、今日はこの辺で帰ることにしよう。今までに撮った写真を辿れば迷わず戻ることができる。
皆さんもルレ散歩に挑戦するときは来た道を振り返る方法を用意しておこう。スマホで地図を見れば迷子になることはあるまい。
散歩している最中はなかなかにアドベンチャーな気分だったが、一日経ってからこうしてまとめてみると、ビックリするくらいなにも起きていない。ただその辺を歩き回っていただけだ。
でもまあ、散歩ってそんなもんでしょ、本来。最後まで読んでくれた人にはちょいと申し訳ない気もしなくもないが。
じゃ、また。
遠くへ出かけるとカラダがしんどい。
かといって、まったく出かけないとココロがしんどい。
でも、ブックオフはもうしょっちゅう行ってるのでさすがにすこし飽きてきた。
たまにはアテもなく歩き回ってみるのもいいだろう。
そこで、こんなものを用意した。

スマホのルーレットアプリで作った、散歩の行き先を決めてくれるルーレットだ。
僕が沖縄の実家を出て神奈川へ引っ越してきてから半年が経った。そろそろ駅や繁華街への行き方は覚えてきたが、まだまだこのあたりの地理を完全に把握できているとは言い難い。ルーレット散歩は、そんな“ご近所”の今まで知らなかった一面も見せてくれるだろう。
目的地を決めず、ただひたすらルーレットが示す方向へ歩く、という試みがけっこうよい暇つぶしになったので、その顛末をここに記す。
まずは早速スタート地点。

玄関を出てすぐに始めてもよかったのだが、それだと住んでいる場所がバレてしまうので少し移動して近くの駐車場の前から出発だ。
左側の道は職場へ行く時や休みの日に駅へ行く際など毎日のように通っているが、右側は全く通ったことがない。最初の分岐だが、ここでどちらへ進むことになるかで今後の展開は大きく変化するだろう。
では、最初のルーレットを回そう。ちゃんとドラムロールの音も鳴るぞ。
最初のルーレットの結果は・・・・・・




二股の道で「直進」が出た場合、当然ながらルーレットはやり直しだ。運が悪いと、しばらくその場から進めなくなったりする。
いちおう、「右折」と「左折」だけのルーレットを別で用意しておけば解決できなくはないのだが、それだといちいち切り替えるのが面倒なので今回はおとなしく何度もルーレットを回すことにする。

で、結局は右へ進むことになった。

いきなり知らない道だ。早くもテンション上がってきたぜ。

この水玉模様の路面を見るたびにそこはかとなく戸塚を感じる。

町内会館へは未だ入ったことはないが、いずれ利用する日がくるだろうか。

すっげー小さい公園。ベンチと倉庫しかない。
しばらく一本道が続いたが、ここで二度目の分かれ道だ。ここからはもう、どの方向へ進んでも未知のエリアである。気を引き締めていこう。

ルーレットの結果は・・・・・・

左折、というわけで左へ進む。

この辺りは完全に住宅街だが、心なしか立派な家が多いような気がする。さすがは横浜、僕の地元と比べるとやはり山の手だな。

よく晴れていて、散歩にはちょうどよい気候だ。

ここでまた分かれ道。こんども左折だ。

平日だからか、人通りはまばら。

だいぶ年季の入った掲示板。史跡巡りツアー、少し気になるな。

横浜はオシャレな街なので、普通のアパートでも柵やドアがオシャレ仕様になっている。

そして別れ道。今度はどっちだ?

右だ。

ここでなにやら看板を発見。

駐車場の地下に溜池があるらしい。ごていねいに図まで用意して詳しく説明してある。結構な量の水が入るみたいだ。

なんつってたら、またすぐに次の分岐だ。今度は左折。

さっきから二股の道ばかりなので、ルーレットの「直進」が実質無意味になってしまっている。

しかし、空が気持ちいいねぃ。
次の分岐もすでに見えている。

こういう急な階段も戸塚ってかんじだ。いや、那覇にもこういう階段、なくはなかったけどさ。

今回は階段を登るルートだ。

夕方なので影が長い。

階段を登り切ると、またすぐに分かれ道になっている。ここは右へ進む。


高台なので、割と遠くまで見える。

またもや駐車場兼調整池の看板。ただ、駐車場は使えないっぽかった。

次の別れ道を左へ曲がる。

ザ・住宅街といった景観。

そしてつぎの分岐。もうお気づきの方もいようが、ここで「左折」が出るとさっきの場所へ戻ることになる。

戻ってきた。そしてその次のルーレットでも「左折」がでたので、めでたく二周目突入だ。

今度は右へ進みたいが、果たして。



すんでのところでループから脱出できた。

このへん、坂が多いな。

ここは右。

だいぶ日が傾いてるなー。
ここで、ちょっと面白いものを見つけた。

電線にやたら鳥がとまってると思ったら、

よく見たら鳥ではなく、人工的なサムシングが取り付けてあるのだった。おそらく、鳥除けのための器具なのだろう。沖縄じゃあんま見たことないけど、こっちでは一般的かのかな。ホームセンターとかで売ってるんだろうか、でもあんな高いところに取り付けるのは大変そうだし、やっぱり専門の業者がやるのだろう。

レゴブロックみたいな木。

公園の入り口。これは分岐とは見做さない(どうせ行き止まりだろうと想像がつくので)。

こども食堂、300円払えば大人でも食べられるらしい。

ここで、初の三叉路が登場。ようやくルーレットの「直進」が活きるときがきた。

ちょうどよく「直進」が出てくれた。やるときはやるルーレットなのだな。見直したぜ。

坂を降ってゆく。

坂の途中の家の前にあった、これはなんだろう、ランタンでいいのかな。トーベ・ヤンソン的な世界観だ。
あんまり人んちの写真をバシャバシャ撮るわけにはいかないので載せてないが、このあたりは探訪したくなる素敵な建ものがたくさんあるな。
(とーきどーきーとおーくをみつめーるー♪)
おはようございます渡辺篤史です。今日の建もの探訪は閑静なじゅ

そしてすぐ目の前に分かれ道が見える、

と思ったら普通に行き止まりだった。

簡易ガレージ的なやつ。立派なお宅の前には、やはり立派な車が停めてあることが多い。

この道はここで行き止まり。すごすごと引き返す。

さっきの三叉路へ戻ってきた。今度は右へ進む。

途中、デカい犬を散歩している人を何人か見かけたが、たしかにそこらじゅうデカい犬がいそうな家だらけだ。あ、でもいま目の前に見えてるアパートはペット禁止かもな。

右へ。

道にゴミが落ちていたりしたので、一応拾っておく。一日一善ってやつだ。

この分かれ道は左へ。

地域ケアプラザがひっそりと建っていた。

ファミマの移動販売車はとうぶん中止との張り紙。そんなものが存在していたことじたい、今初めて知ったが。

ケアプラザが管理しているらしい公園。今までに見てきた他の公園とは違って自治体のものではないようだが、遊具は割と立派だ。

いいお宅の波状攻撃にすこしたじろぐ。戸塚でこんだけたじろいでるようじゃ、田園調布なんか行ったら卒倒するかもしれんな。

素敵な笑顔に気を取られて、一瞬、左に道があることに気づかなかった。ここは左へ進むぞ。

長い下り坂。こういう坂道を見てると、つい日の当たる時間帯に自転車で駆け上りたくなるが僕は自転車に乗れない。

ここで道が三つに分かれる。今回は右側の階段を攻めていく展開。

よく見たら、なんかここだけ植物の層が違う気がする。

これ、恐竜が食うやつじゃん。

この分岐は左。

四連室外機。いい家はエアコンも各部屋に取り付けてあるんだろうな。
曲がりくねった一本道が続く。

そして三叉路。正面にはまた公園があり、「いっしょに帰ろ、いっしょに帰ろ」「ヒアウィーゴー」だかなんだかはしゃぐ子供達の声が聞こえる。自分もかつてはああだったのだろうか。
左手にはまたもや調整池。

最初に見たやつと比べるとだいぶ小ぶりだ。

池の中はこうなっている。
このあたりやたらと調整池がある気がするな。防災にはかなり力を入れているようだ。

三叉路を右へと進む。

家の前に裸婦像。すごいな。
この家に限らず、このあたりは家の前に置いてあるオブジェがちょいちょい目につく。さっきのランタンもそうだし、

これとか、

これとか。小人なのに4人しかいない。
小金持ちになると、家の前になにか建てたくなるんだろうか。そういえば、実家の近所にも『タイガーマスク』のオープニングみたいな虎の像があるお宅があったな。

この道を右へ進むと、

先ほどの室外機の家の近くに戻ってくる。

結局またさっきの三叉路に出た。ルーレットのご機嫌によってはこういうこともしょっちゅうだが、それもまたルレ散歩(たった今名付けた)の醍醐味だ、ということにしとこう。まぁ、別に急いでるわけじゃないし、人生にはこういう回り道も必要だと思う。

久々の直進。公園の前を横切る。

この地面に引かれた縦線が横断歩道であるらしいことに気付くまでにいくらかの時間を要した。

結構広い公園だな。たぶん、大人でもそこそこ動き回れるくらいの面積はあるし、遊具も充実している。
僕の実家がある地域では、近頃どの公園も遊具類はどんどん撤去されてほとんどただの芝生みたいなとこばっかりになってしまっているので、この辺りの子供たちが少し羨ましい。

最初に見つけた小さい公園がたしか「柏尾町第五公園」だったので、この地区には少なくとも5つ(ケアプラザのやつも含むと6つ)以上の公園があるようだ。
次の三叉路を左へ進むと、

なにやら工事中らしい。

工事の詳しい行程を教えてくれる看板。親切だ。

公園の柵に設置された、めちゃくちゃ簡素なバス乗り場。

まさか関西弁で「行っとき」と促しているわけではないだろうから、やはりここは一時的な避難場所、ということだろう。どうやら、公園がそこらじゅうにたくさんあるのは災害時の備えでもあるようだ。
柏尾町、思ってたよりかなり防災の町だな。知らなかった。ルレ散歩がなかったらずっと知らないままだったかも。
皆さんにもオススメです、ルレ散歩。流行んねえかな。もし流行ったら俺が先駆者だっつってメディアとか出まくってやるんだ。

この道は右へ。もうけっこうな時間歩いているが、なまじゴールが無いぶんやめ時がわからない。(いちおう、この記事はそろそろ終わるのでその辺は安心してください)

今までは立派な家が多かったが、このへんはやや“地元”感が出ている。


ああいう、やってるんだかやってないんだか判別に困るような店なのか会社なのかってかんじの建物とか、最高に“地元”だ。たぶん、全ての人の地元にあると思う。

この道は右へ。ちょうど進行方向から差してくる西日がけっこう眩しい。

右側にかなり魅力的な道を発見。ここは・・・・・・

右だ。よしっ。


目の前の通りを右へ。

またもや面白そうな上り坂。今思い返せば、なにをもって「面白そう」だと感じたのかはよくわからないが、とにかくそのときは面白そうな道だと思ったのだ。たぶん、薄暗かったり狭かったりする=面白そう、という感覚が僕の中にあるんだろう。
まあ、結局行き止まりだったけど。

引き返してきて次の分かれ道は右へ。
沖縄の住宅街は直方体みたいな四角い家だったり、トタン屋根やトラディショナルな赤瓦の家が多いので、こういう野原家や野比家みたいな三角屋根の「THE・家」はけっこう珍しい。

その後、なんだかんだでまたさっきの場所へ戻る。

今回は違うルートへ。もう、だいぶ日が傾いている。

しばらく歩いていると、なんだか見覚えのある場所に出た。ここはまさか、

やはり、かなり序盤に訪れた階段の場所だった。ぐるぐると歩き回っているうちに大きく一周していたようだ。
キリがいいので、今日はこの辺で帰ることにしよう。今までに撮った写真を辿れば迷わず戻ることができる。
皆さんもルレ散歩に挑戦するときは来た道を振り返る方法を用意しておこう。スマホで地図を見れば迷子になることはあるまい。
散歩している最中はなかなかにアドベンチャーな気分だったが、一日経ってからこうしてまとめてみると、ビックリするくらいなにも起きていない。ただその辺を歩き回っていただけだ。
でもまあ、散歩ってそんなもんでしょ、本来。最後まで読んでくれた人にはちょいと申し訳ない気もしなくもないが。
じゃ、また。
コメント